無線マイクの選定まとめ

2024年2月7日2024年2月8日

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無線機器（マイク付き）

基本原則としては、業務用より民生用の方が安くて性能も良い。また、周波数帯によって特徴がある。

無線マイクの周波数帯についてはここ
ただし、B型帯は「コロナ渦の影響により」いまだ禁止にはなっていない。そのうち禁止になると思われる。

300Mhz帯と低周波数で（おそらく音質は悪い）、アナウンス用には十分と思われ、また遠くまで飛ばせると思うが、いかんせん高い。マイク一本と受信機で67,000円はかかる。

スマフォあるいはデジタルカメラの自撮り用に優れたシステムが出ている。それらの機器の内蔵マイクで音を拾うのではなく、話者のくっつけたマイクから無線でスマフォあるいはデジタルカメラにくっつけた受信機に音を転送することでクリアな音が録れるようになっている。

最近のこの手の製品は2.4Ghz帯のようだ。例えば以下の製品があるが、高価。マイク一本で4万円する。

周波数帯は2.4Ghz。この製品は非常によい。150m飛ぶし、ノイズリダクションもある（デモを見てみると、これは強力。不要な雑音が一切入らない）。これはおそらくデジタル処理で様々なことをしているから。

しかし、このデジタル処理のおかげで、20ミリ秒の遅延が発生する。楽器演奏なども同じだが、デジタル技術を使った物は、弾いた時点から音が出てくる時点まで若干のズレがあるので、かなり違和感がある。これらは「スマフォ録画」には問題無いだろうが、ライブで出音を聞くのには不向き。

また、付属のマイクは全指向性でスピーカーの近くで使うには不向き。

参考動画

周波数帯は2.4Ghz。最大40mしか飛ばないが、様々なデジタル処理はしていないと思われ、音の遅延は一切ない。付属マイクは単一指向性をうたっている。

参考動画。

マイクが送信機を兼ねているものよりも、マイクを変更できるような仕組みの方が良い。なぜなら、マイクを好みのものに変更できるし、マイクではなく、デモ音声全体を入れれば、後続のスピーカーに無線で音を飛ばすこともできる。

選択のポイントとしては。。。

民生用として数が出ているものであれば、性能が良く、安い
そして、スマフォ自撮り用のものは、音のクリアさが優先するので、2.4Ghz帯のみと思われる
しかし、何にしてもデジタル処理しているので、遅延が発生することがある。その場で音を聞く必要のないスマフォ自撮りでは問題ないだろうが、ライブで音を聞く場合、20ミリ秒の遅延でも、違和感を感じることがある。遅延は避けたい。
付属マイクは単一指向性であること。全指向性だとハウる。
マイクと送信機が別れていること。好みのマイクに変更したり、音声リピーターとしても使用できる。マイク・送信機一体型は避けるべき。
ただし、音声リピーターとしての利用であれば、遅延はOK。上記SYNCOの製品の20ミリ秒であれば、音声リピーターとして十分使えるだろう。

マイク（送信機）二台付きのもの、3万円以下のものに限る。

マイクの指向性とは？にあるように、「カーディオイド」が単一指向性を示し、さらに指向性が強いものは、スーパーカーディオイド、ハイパーカーディオイドになる。スピーカーのそばで使う都合上、無指向性は絶対にだめで、カーディオイド、可能ならスーパーカーディオイド以上がよい。